新潮文庫のキャラクターが愛される理由
新潮文庫の「Yonda?」が
いつの間にロボットの「キュンタ」
になっていたことにショックを受けている。
いつの間に入れ替わっていたので、
まるでYonda?が
「銀河鉄道999」の鉄郎のように
「機械の体をタダでくれる星に行ったのではないか?」と思ってしまった。
キュンタもパンダっぽいし。
しかも応募者全員プレゼントが
うれしい「Yonda? CLUB」まで終了していた。
これは新潮文庫のカバー折り返しについている
「葡萄」のマークを必要枚数集めて
応募すると必ずプレゼントがもらえるというもの。
中には「文豪リストウォッチ」などよくわからないものがあったが、
新潮文庫を読むモチベーションにはなっていた。
なにせ私は昔、りぼんっ子だったので、
全プレ(全員プレゼント)には目がない。
現在は「葡萄」のマークを集めて
応募するキャンペーンはないとのこと。
寂しい限りだ。
新潮文庫のキャラクターを振り返る
初代Yonda?/1997~2003
「Yonda?」が生まれたのは
1997年の夏のキャンペーン。
作者は大貫卓也さんというアートディレクターです。
今でこそ、どこの出版社からも発売されていますが、
何も書かれていない真っ白な文庫、
新潮文庫の「マイブック」を
「発明」した人でもあります。
「Hungry?」やとしまえんの広告、
クリエイティブ業界では神様のような人です。
今は第一線には出ていないようですが、
何をされているんだろう?
またお仕事見てみたいなあ…。
こちらも合わせてどうぞ。
2代目Yonda?/2003~2015
2003年からはイラストレーターの
100%ORENGEさんが担当しています。
Yonda?CLUBのグッズは
大貫さんが指導されているようですね。
【インタビュー】「Yonda?の生まれる場所」(100%ORANGE 及川賢治さん) | 新潮文庫メール アーカイブス | 新潮社
キュンタ/2015~
2015年からはYonda?に変わり、
キュンタが登場しました。
広報によるとyonda?は故郷の中国に帰ったそうです。
「中国にお帰りいただきました」新潮文庫のパンダ「Yonda?くん」解雇説の真相 - エキサイトニュース(1/2)
キュンタの作者は誰でしょうか?
これがどこにも書かれていません。
ちなみに
キュンタのLINEスタンプが
販売されているのですが、
クレジットには
「©SHINCHOSHA/H」とありましたので100%ORENGEではなさそう
<ストーリーがあるからと睨んでいます。
1代目Yonda?には「Yonda? Movie」という短編映画があり、
2代目Yonda?には「z.z.zoo」という絵本がありました。
いずれも「Yonda? CLUB」で応募するともらえます。
そしてキュンタのストーリーは新潮文庫のサイトでみることができます。
本屋のおじいさんに本を読む楽しさを教えてもらい、
人間の感情を少しづつ理解していくキュンタ。
毎年ストーリーが変わっていくようなので、
これからもウォッチングしていきたいです。
Yonda?からキュンタになっても
新潮文庫のキャラクターが愛されていることには変わりないです。
新潮文庫は夏の文庫フェアの顔。
これからも文庫売場を盛り上げていってほしいです。