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人生の生産性を上げて何が悪い? ─ 伊賀泰代「生産性」を読む

 

今読んでいる本が、伊賀泰代さんの「生産性」です。

 

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

ちきりんの「自分の時間を取り戻そう」の

隣に置いてあって気になっていた本です。

紙の本で購入。堅い本は紙じゃないとすぐ眠たくなる…。

 

クリスマスシーズンはサービス業の人たちにとって

最大の繁忙期です。

どこもそうだと思いますが、毎年人員削減を余儀なくされているのに加え、

最近では慢性的な人員不足。

募集をかけてもいい人材は来ず、

仕事のできる人はさっさと別の場所に移っていくので、

「少数精鋭」とは言いがたく、ただの「少数」となっています。

さらに繁忙期はマンパワーで乗り切るしかなく、

連日の早出残業。

残業代はさすがにつけているけど、

こんなにがんばったところで書店員の給料など知れています。

ブログを書く時間はおろか、

慢性的な睡眠不足で、電車で椅子に座れようものなら、

一瞬で泥のように眠って、隣の人に迷惑をかけてます。

テレビを見る余裕もありません。

(疲れているときは頭が痛くなるのでテレビが見れなくなります)

 

この本は企業(特に管理職)に向けて書かれているようですが、

大変おもしろく読んでいます。

仕事じゃなくて日々の生活においても「生産性」を持ち込めば、

この疲弊した毎日を変えるヒントになりそうです。

「人生はビジネスは違う」「人生を生産性で判断するなんてけしからん」

なんて言われてしまいそうですが、

時間は有限、今ろくに睡眠も取れていない生活をなんとかしたいのです。

 

すぐ取り入れられそうなのは、

ストップウォッチを使い、

“「今何にどれだけの時間がかかっているのか」を自分で正確に把握”

する方法。

例えばこのブログの記事を書くのに、細切れですが、

私は2時間以上の時間を費やしていたことを知りました。

今まではブログの記事を書くことはクリエイティブな作業だと思っていたので、

時間がかかってもしょうがないと思っていました。

 

しかし「2時間かかるブログの執筆を1時間で書き上げるにはどうしたらいいか」

と考えることは、違う意味で頭を使うクリエイティブな作業。

それを達成でき、執筆時間を1時間に軽減できれば、

新しいブログの執筆や読書の時間に充てることができ

人生はますます充実することでしょう。

 

本書にもありましたが、

“「問題意識」と「画期的な解決法への強い希求心」”がなければ

人生にイノベーションを起こすことはできないのです。

 

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