「マーマーマガジン」はなぜ「まぁまぁマガジン」になったのか
3月29日に銀座EDIT TOKYOでのイベント、
服部みれいさんと忍田彩さん「まぁまぁマガジンと詩のはなし」に行ってきました。
ポエトリーリーディング(詩の朗読)がよかったです !
詩を声で聞く(生演奏付き)とこんなにも思いが伝わるなんて。
おもしろい体験でした。
本日のイベント服部みれいさん、忍田彩 さん「まぁまぁマガジンと詩のはなし」始まりました!超超超満員となっております。おばあちゃんになってフライングVを弾くための今、だそうです。 pic.twitter.com/7woITOqecU
— EDIT TOKYO (@edittokyoginza) 2017年3月29日
服部みれいさんが編集長の「マーマーマガジン」は「まぁまぁマガジン」になって、
「詩とインタビュー」の雑誌になり、内容はかなり変わりました。
「マーマーマガジン」は人気のある雑誌なのになぜ、今リニューアルなのだろう。
「まぁまぁマガジン」もまぁまぁおもしろいけど、
正直前の方がよかったかなと思ってました。
服部みれいさんは「まぁまぁマガジン」にリニューアルした理由のひとつに「年齢的なこと」とおっしゃられていました。
1冊の雑誌をつくるためには、特集を決めて、取材をして、編集をして、レイアウトのラフを書いて、コピー・リードを決めて、校正して(以下続く)…とものすごい手間が必要です。
これでは自分がおばあちゃんになったらできそうにない、
でも作業がキツいからという理由でやめるのは嫌。
おばあちゃんになっても続けられる雑誌のフォーマットをつくろう、ということで「まぁまぁマガジン」にリニューアルしたそうです。
(記憶で書いているので、違っていたらすいません)
確かに「マーマーマガジン」は薄いけれども、どのページも内容が濃くて、字がぎっしりと詰まっています。読み手も情報を逃さぬよう一生懸命読みます。
一方、「まぁまぁマガジン」の方はどこから読んでもいいし、
インタビューを読むのに疲れたら、詩を読んでもいいよみたいな気楽な感じがします。
細部まで凝っている雑誌もよいですが、
もっとラフで読み手が自由に感じるような雑誌もアリかもしれない。
「マーマーマガジン」が「まぁまぁマガジン」になったのも自然の流れ(時代の流れ)のように感じました。
読む人にも、つくる人にも優しいのがこれからのよいメディアなのです。