雑誌が売れてないけどどうなるの?─「WWD JAPAN」の雑誌特集から
みなさん、最近雑誌読みましたか?
私は全然読んでないですね、
あ、この前「東洋経済」なら買ったな。
ファッション誌に限って言えば…
もう1年以上買ってないんじゃないでしょうか…。
もう自分がどのファッション誌に
カテゴライズされる女子なのかも
わからない状態…。
今週のWWD JAPANは
「人を動かす編集力」。
*「WWD JAPAN」とは都内なら
地下鉄の売店に売っている
週刊ファッション紙(タブロイド版だよ)です。
定期的に取り上げられる「雑誌特集」です。
WWDは雑誌特集のときだけ買ってしまう(笑)。
現在売上好調な「週刊文春」の編集長を始め、
普段見ることのできない、
各編集長がどんな顔なのか見れるのが楽しみなのです。
(掲載されているのは「SPUR」「non-no」「with」「ViVi」「FRaU」「CLASSY.」「STORY」「Tarzan」「HARPER’S BAZAAR」「Pen」「CREA」「SENSE」「FUDGE/men’s FUDGE」「Men’s EX」)
話題の雑誌&ウェブ編集長25人に学ぶ 人を動かす編集力|WWD JAPAN最新号|WWDJAPAN.COM
特におもしろいと感じた記事が、
「これからの編集者はページではなく知恵を売る」
と題された
博報堂ケトル社長兼クリエイティブ・ディレクター兼編集者の
嶋浩一郎さんの記事だった。
日記ではなく、
「オウンドメディア」をつくりたいと願っている
個人ブロガーにとっても、ためになる記事だったので
紹介しようと思う。
要約を箇条書き
◎世界観をつくれる編集力はものすごく価値がある
◎紙とwebをうまく使い分けている編集者はまだ少ない
◎紙媒体の強みは一次取材をしていることだと紙の編集者はまだ気づいていない
◎webコンテンツを有料する決断が必要
◎世界観があるコンテンツはあらゆるビジネスにつながる
一次取材とは、
実際に取材先に行って、
取材をするということでいいんですよね?
webコンテンツももちろん、
取材先に行って記事を書いているものは
たくさんありますが、まだ少数に思える。
ほとんどがどこかにあった情報を捏ねくり回したようなものである。
webでもていねいに取材したものであれば、
価値があるものになるだろう
(もちろんおもしろいことが前提ですが)。
紙の雑誌が越えなくてはならない壁というのが、
紙の雑誌とwebコンテンツを連動させて
PVを増やすことができても
そこから収益を取ることが難しい。
webコンテンツは
有料であることがまだ馴染みがないのが現状。
しかし、ここを越えてしまうと
もう紙の雑誌である必要もないんじゃないか。
最後のやつは、イベントをしたり、
企業とコラボして商品開発したりってことだね。
世界観があれば、もう紙の雑誌はいらないかもしれない。
紙の雑誌がwebを強化したいと危機感を持っているけれども、
せいぜい誌面の情報の一部を載っけているだけの状態。
まだ圧倒的にある
紙の影響力は持っていつつも、
次の一手がわからない状態のようだ。
「MARY」のようにwebメディアが紙媒体になったパターンもでてきてるし、
(よく売れました)
ついにMERYの雑誌が発売します♡あなたの投票で創刊号の付録を決めてね!|MERY[メリー]
「灯台もと暮らし」や
灯台もと暮らし[もとくら]|これからの暮らしを考える情報ウェブメディア
「MATCHA」など
webメディアでしっかり取材されたものが日々生まれている状態。
さしづめ「webコンテンツ戦国時代」か。
その片隅で自分も自分なりに戦ってみようと思う。