ひとり会議

新しい意識をそっと伝えるブログ

小麦が人間を家畜化する?─「長生きしたけりゃパンを食べるな」と「サピエンス全史」

 

最近、小麦抜きの食事を続けている。

テニスのジョコビッチ選手の本が出たとき、

 

小麦抜きの食事に興味を持ったものの、

私はパンが大好き。

「パンをやめるくらいなら早死にした方がマシ!」

という結論に至ったのだった。

 

なぜ、今始めようかと思ったかというと、 

平日は、朝はパン、

昼はお弁当にインスタントのコーンスープ

(コーンスープの原材料はコーンと小麦粉だった)、 

そしてお菓子。

夜はごはんにおかず、そしてお菓子。

すごい不調というわけでもなかったが、

お腹が常に張っており、苦しいときがあった。

そしてお菓子の量が日に日に増えており、

体重は増加、まずいことになりそうな予感がしていた。

 

今回読んだ本はジョコビッチではなく、こちら。

 日本人の女性が書いた本なので、非常に読みやすかった。

「小麦が食べれないなら一体何を食べればいいんだよ!」

と思っていたけれど、

朝のパンをご飯にして、

お菓子はチョコかピーナッツを食べるようにした。

あんなに好きだったパンをやめてもそんなに苦ではなかった。

 

小麦を抜いたら一週間したら、あら不思議。

苦しかったお腹の張りがまったくなくなった!

オナラが出そうな苦しみからも解放され快適!

食べる量も普通に減った。

やはり小麦は中毒性があるのかな。

(体重はまだ変わっていませんが…)

日本に小麦粉が大量に輸入されるようになったのは、戦後のこと。

非常に安価な小麦粉は戦後の食糧難から日本人を救い、

私たちの食卓を鮮やかに彩ってくれました。

しかし、この小麦が今、日本人の健康を壊し、

さまざまな疾患をつくり出す原因になっています。

 日本は「長寿大国」なんて言うけれど、本当なのか疑ってしまう。

 

ところで、最近ベストセラーになっている「サピエンス全史」に

こんなことが書いてありました。

(ちなみにまだ読みかけです…)

ここで小麦の立場から農業革命について少し考えてほしい。

一万年前、小麦はただの野生の草にすぎず、

中東の狭い範囲に生える、多くの植物の一つだった。

ところがほんの数千年のうちに、突然小麦は世界中で

生育するまでになった。

生存と繁殖という進化の基礎的基準に照らすと、

小麦は植物のうちでも地球の歴史上で指折りの成功を収めた。

(中略)

ホモ・サピエンスがそれらを栽培化したのではなく、逆に

ホモ・サピエンスがそれらに家畜化されたのだ。

小麦を食べているのは人間だけど、

せっせと小麦を殖やし、育てているのは人間。

より丈夫で、よく育つように品種改良までして差し上げる。

でも、その小麦で人間は苦しみだしている。

小麦が人間を「家畜化」している。

あながち間違いではないようだ。