ひとり会議

新しい意識をそっと伝えるブログ

30代になってよかったと思うこと

 

小さい頃、自分が大人になることを全く想像できなくて、

大人になる前に死んでしまうだろうと思ってました。

そしていつの間に大人になり、

「もうアラサーだよ」と笑っていた20代後半。

「ついに30歳になってしまった…!」と衝撃を受けた30歳のとき。

そして今36歳になり、四捨五入すれば40歳。

 まだ「アラフォー」と自分では言い出せない私です。

 

若さにこだわっている訳ではありませんが、

「大人になる」「老化」に戸惑いを感じるのも事実です。

でもね、若さだけが素晴らしいということもない。

20代は失敗と間違いばかりでした。

恥ずかしい思い出ばかりの一方で、

失敗をそれなりに学習しているようで

30代の方が効率的よく過ごせていると思います。

精神年齢は20代のままだと思っていたけれど、

賢くなっているみたいですね。

 

失敗といえば、服です!

流行の服、セールで安くなっていた服、新しく挑戦してみた服…。

たっくさん買ってましたわ。

でも、ほとんどは似合ってなくて(汗)

クローゼット(というか押し入れ)に眠らせていました。

化粧品も、敏感肌だからいい化粧品を使わなければと、

高い化粧品をラインで使っていました。

 

今は服も化粧品もめったに買わなくなりました。

新しいお店に入らなくても、

自分の雰囲気にあう服や、体質にあう化粧品を知っているので、

おなじみのお店でいつものものを買うだけ。

ドキドキはありませんが、安心して買い物ができます。

お金も全然使わなくなりました。

アラフォーにもなると、買い物で滅多に失敗をしません。

これは若いころの失敗のおかげです。

 

「時間にお金を払う」ことを覚えたのも30歳を過ぎてからです。

若いころは、「青春18きっぷ」で弾丸旅行に行っていたものです

(ものすごいしんどかった)。

あるいは、「タクシー乗るぐらいなら歩く」と言って

ヒールの靴で靴擦れしながら1時間くらい歩いたこともありました。

このころは時間よりお金の方が価値あるものだったんですね。

今は、時間は有限で、残された時間は多くはない(!)ことに気づいてます。

だから時間は大切に使います。

タクシーに乗る時は乗るし、手数料がかかってもネットで買い物をします。

時間のためならお金は多少は惜しみません。

 

年を取るにつれて「選択肢が増えている」感じがします。

高い化粧品もいいけれど、安い化粧品もたくさんあるし、

もう化粧しない(!)としても何とかなるのです。

20代だったらすっぴんで外出られなかったんですけどね。

「こうじゃなくちゃいけない」というのがなくなってきて、

若い頃より自由な感じです。

「なくても平気」と気づくのは、

新しい商品を買うくらい刺激のあることだからでしょうか。

 

赤瀬川源平さんの「老人力」にも

そんなことが書いてあるに違いない

(読んでないけど)。

 

老人力 全一冊 (ちくま文庫)