本田さん『ほしとんで』のここが好き(私的に)!
『ガイコツ書店員 本田さん』の本田さん(なんか変だな)の新連載がLINEマンガで始まっていて、隔週の更新を楽しみに待っている。
LINEマンガにオリジナル作品があることは知っていたが、ほとんど若い人向け。
一方の『ほしとんで』は恋愛要素は全くなく(笑)アラフォーでも安心して読める。
『ほしとんで』は大ざっぱにいうと、八島大学芸術大学(通称ヤシ芸)に入学した尾崎流星(りゅうせいと読む)が、
強制的に入れられた「俳句ゼミ」で色々な人と出会い、俳句の本質を学んでゆくというストーリーだ。
『ほしとんで』のどこが好きかと言うと、
まず主人公の流星くんがいい!
物ごとに無頓着で(寝ぐせのまま外出してそう!)、平熱が低くて、「一切の覇気から解き放たれている」感じ、好き。
けどなぜか人に好かれやすい(有名人の親友と普通に接している)のはきっと流星くんが何かを持っているからだろう。
「俳句ゼミ」のキャラがみんな個性的でおもしろいのだが、
中でも私が好きなのは寺田春信くんな。
見た目はジョニー・デップに見えなくもないが…?
本人曰く「生まれつき口数多ぎみなのでうるさ」く、あだ名は「てっぺん露出癖」「無職」「人型ナマズ」など…。
漫画も描いているらしく、ペンネームは名前を音読して「しゅんしん」。
(ミュージシャンの向井秀徳さんみたいでこれも私のツボにはまりました)
俳句ゼミの坂本先生は俳句についてこう言っている。
「俳句は難しい
続けても上達しない人なんてたくさんいるし
上手いからってモテることもないし 本は売れないし
でも 知ると結構楽しいよ」
俳句で成功を目指すわけでもなく、出来に優劣をつけるわけでもない。
でも俳句って結構おもしろいでしょ?ってスタンスがいい。
これからも更新楽しみにしてます。
というか書籍化するのを待ってます。
(*追記 10月に1巻が発売されました!)
ちなみに本田さんの読み切り「たったひとつのことしか知らない」が電子書籍化していた。
こちらは外国の短編小説のような読後感。ハードボイルド!
『ガイコツ書店員 本田さん』の記事はこちら