リアルすぎて震える「ガイコツ書店員本田さん」
少子化で人手不足と言われてますが
私のいる書店でも、それをヒシヒシを感じております。
上からは人件費を減らせと言われますが、
言われなくてもどんどん人は辞めていくし、
アルバイト募集かけてみても、
全く応募がないですね。
時給はほぼ最低賃金だし、体力仕事だし、癖のあるお客さんも多いので、
まあ仕方ないかも。
さらにネガティブキャンペーンのようになりますが、
今日ご紹介したいのが「ガイコツ書店員本田さん」です。
著者は現役の書店員兼漫画家の本田さん。
マンガの中ではガイコツになってます。
その他、紙袋先輩やランタン先輩やガスマスク先輩など
一癖ある仲間たちと書店で働く日常をマンガにしています。
おそらくすべて実話なのでしょう。
都内で、コミックが強い街で、ナショナルチェーン書店で、
かなり大きな複数フロアを持つ書店といえば、あの店かなぁ。
なんて想像しながら読むのも楽しいです。
ところで、
ある クソ忙しい一日を描いた回があったのですが、
(#7「売場のイカれたメンバーを紹介するぜ!!」)
現役書店員の私はリアルすぎて震えました。
仕事じゃないときに読んでいるのに、このデジャヴ感よ…。
・出しても出しても商品が出し切れない
・レジヘルプと電話が鳴り止まない
・お客さんが邪魔で品出しできない
・品出ししようと思ったら問い合わせ地獄
・最終的には色々諦めて家に帰る
改めて客観的にみると、毎日がお祭りみたい。
荷物が来る時間とお客さんが増えるタイミングが近いから悪いのだ。
でも、このお祭り感がなくなったとき、
お店は寂れ、ついには閉店を迎えるのです。
地方の書店の寂れ具合をみると、
この状態をありがたく受け入れないといけないんです、本当は。
「ガイコツ書店員本田さん」はここから何話か読めるようです。
ガイコツ書店員本田さん - pixivコミックで漫画を無料試し読み
2016年秋にコミックスの2巻がでるそうです。
どんな新キャラがでるのか、
どんな展開になるのか楽しみですねぇ。