産休に入って思うこと─欲しい本がそこにない問題
出産予定日からあと6週間となり、ようやく産休に入りました。
書店の仕事というのは、重いものを持つことが日常で、接客業なので、立ち仕事なのであります。
妊娠中とはいえ、業務内容が変わることもなく、日に日に大きくなるお腹(お腹がつっかえて段ボールの隙間が通れない)。
自分でもびっくりするほどの近すぎる体力の限界(あと尿意の限界も近い!)。
終わらず翌日に持ち越される仕事たち…。
歩くだけでもきついのに、よくがんばったと思う。
日常業務がきつくて、引き継ぎはろくにできませんでしたが…。
まあ、そんなことはすぐ忘れるから大丈夫!
ということで、社会人になって以来の長期休暇です。
でも本っっっ当にやることがない(笑)
寝ることと食べることが生きがいになっています。
1日のほとんどがソファと一体化しています。
考えてみると、1年以上も仕事をしなくてよいというのは、「ヤッター!!!」と思う反面、「怖い」ような気がするのはなぜでしょう。
きっと休み慣れていないんでしょうね。
残された自分だけの時間、1日のリズムを早くつくって楽しく過ごしたいと思います。
産休中に掃除や手芸などやりたいことを夢見ていますが、現実的には心ゆくまで読書をしたいです。
後悔しているのは、産休前に読みたい本を買いだめしておけばよかったこと。
いま、近所の書店に行っても読みたい本が全然ないことに絶望を感じています。
今までは、新刊の荷物を仕分けするときに欲しい本と出合える。
欲しい本がなければ、自分で発注できる。
これってすごいいい環境だったのだな、と。
今は、近所の書店に注文する勇気もなく、かといってamazonで注文というのも、書店員的に負けのような気がする。
ということで用事のついでに寄った青山ブックセンターでお買い物祭りとなってしまった。
カバンが重い……。でもいい本屋さんに行くとやはり楽しいな…!