スピリチュアルが怪しいと感じる人へ─『スピリチュアルかあさん』
ホ・オポノポノ、アファメーション、Oリング…。
これらは私が最近やっているスピリチュアル的なもの。
以前はスピリチュアルというと、怪しいとかうさんくさいイメージがあった。
頭で考えるよりも潜在意識や身体はすでに進むべき答えを知っている。
言葉が現実を引き寄せる。
これって真実だと最近よく思う!
気がつけば毛嫌いしていたスピリチュアルが身近になっている。
スピリチュアルがときに宗教と結びついているのが毛嫌いの原因か…?
スピリチュアルに少し興味が出たけれど、この世界に飛び込むのには躊躇する。
『スピリチュアルかあさん』はそんなときの入門編としてよさそう。
たくさんのスピリチュアルな著書のほか、前世療法やワークショップをしている大野百合子さんの娘の舞さんが描かれたマンガ。
ナチュラルに「チャネリング」や「幽体離脱」「座敷童」が出てくるちょっと変わった日常が描かれている。
舞さんもちょっとおかしいなと思いながらも自然とスピっていくからおもしろい。
百合子さん自身もかなりおっちょこちょいで笑える。
『スピリチュアルかあさん』は3作ありますが1作目がスピリチュアルを幅広く紹介していて分かりやすい。
中でも印象的だったのは、舞さんのお父さん(すなわち百合子さんの夫)であるしげるさんのスピリチュアルの立ち位置だ。
百合子さんのスピりからは肯定も否定もせずちょっと離れて見守っている。
しげるさんはスピリチュアルはサンタクロースのようなものと例えていた。
「本当かどうかじゃなくてないよりある
いないよりいると思って生きる世界の方が楽しいじゃないか」
信じるか信じないかは人それぞれ。
信じていない人が「サンタクロースの正体」を信じる人に言ってしまうのはとても「野暮」なことです。
おもしろそうだから信じる。
ただそれだけでいいじゃないか。
私自身、霊感も何もありませんが、
満員電車で座りたいとき、なくしたものを見つけたいとき、そっと天使にお願いしてみれば、願いが叶うかも。
ってスピリチュアルってそんな簡単なものなのかい!
周りの目とか気にせずにスピリチュアルが怪しいと思い込みを外してみれば、世界はもっと楽しくなるような気がする。