ひとり会議

新しい意識をそっと伝えるブログ

読んだ本

「マーマーマガジン」はなぜ「まぁまぁマガジン」になったのか

3月29日に銀座EDIT TOKYOでのイベント、 服部みれいさんと忍田彩さん「まぁまぁマガジンと詩のはなし」に行ってきました。 ポエトリーリーディング(詩の朗読)がよかったです ! 詩を声で聞く(生演奏付き)とこんなにも思いが伝わるなんて。 おもしろい体…

ブログのネタに困ったときは─池上彰「書く力」を読んで

今読んでいる本はこちら。 池上彰・竹内政明の「書く力」です。 最近、「遅れてきた池上彰ブーム」が自分の中で起こっていまして、 池上さんの文章って本当にわかりやすくて読みやすいんですね(笑) 本当にあまのじゃくな性格は損しますわ…! 竹内政明さん…

「逃げ恥」の「呪い」について─自分でかけた呪いを解く方法

「逃げ恥」の9巻(最終巻)が出た。 ドラマの方は、見始めるタイミングを失ってしまい、 結局全く見てないので、どこまで原作に忠実なのか知りません。 まして「恋ダンス」がどういうダンスなのかも知りませんが、 「逃げ恥」が「少女マンガ」という枠を越え…

新しい「レイヤー」をつくろう─坂口恭平「独立国家のつくりかた」

坂口恭平さんの「発光」を読んでいたら 「レイヤー」という考え方が気になって 「独立国家のつくりかた」を読み直している。 「レイヤー」とは「層」のことである。 アドビのIllustratorやPhotoshopを使っている人ならご存知の 「レイヤー」機能の、あのレイ…

坂口恭平さんと同時代に生きているということ─『発光』を読んで

いま、坂口恭平さんの『発光』を読んでいます。 坂口恭平さんといえば、 ホームレスたちの知恵と豊かさを書いた「0円ハウス」や 現政府に文句があるなら新しくつくってしまおうってことで、 熊本に「新政府」をつくり、初代内閣総理大臣となった 「独立国家…

友達がいない人たちの物語─「MONKEY」vol.11「ともだちがいない!」

以前、iPhoneのトラブルがあり、 Apple IDをリセットしようとしたけど、どうしてもできなかった。 しょうがないので、Appleサポートに電話したところ、 あらかじめ設定した「秘密の質問」に答えてくださいとのこと。 「子どものころに住んでいた街」─ これは…

なぜ女性は不機嫌になるのか─「高須帝国の逆襲」を読んで思ったこと

出版直後に回収・絶版となっていた高須克弥先生の 「高須帝国の逆襲」。 その後、小学館との交渉の結果、 amazonから電子書籍で出版となり、無事読めるようになりました。 値段も紙版の半額の500円。 読めるようになったのはうれしいけれど、 全体が画像?の…

「一汁一菜でよいという提案」はなぜ売れているのか

最近、実用書で売れている本が、 土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」です。 いわゆるレシピ集ではなく、 『「ご飯、味噌汁、漬け物」を原点とする食事の型』 を基本としましょうという「提案」の本です。 「一汁三菜」という言葉はよく聞きますが、…

ウツでなくても読んでおきたい「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」

10年ほど前、仕事がキャパオーバーになって、 自律神経失調症になって、薬を飲みながら、 昼夜ずっと泣きながら仕事をしていた そのころのことを思い出して、 いろんな方の「うつヌケ」の瞬間を想像しては、 涙を流さずにはいられなかったのだ。 この本の概…

小麦が人間を家畜化する?─「長生きしたけりゃパンを食べるな」と「サピエンス全史」

最近、小麦抜きの食事を続けている。 テニスのジョコビッチ選手の本が出たとき、 小麦抜きの食事に興味を持ったものの、 私はパンが大好き。 「パンをやめるくらいなら早死にした方がマシ!」 という結論に至ったのだった。 なぜ、今始めようかと思ったかと…

「独身40男の歩き方」を女子目線で読んでみる

「独身40男の歩き方」。 これをレジに持ってくるおじさんを見ると 「ああ、この人独身なのだろうか」 と悲しくなる。 一体どんなことが書かれているのだろうと 気になったので読んでみた。 目次を見てみよう。 アイドルのライブで泣けるのに、身内が亡くなっ…

歯磨き粉をやめて気づいたこと

最近マイブームの「やめてみる」シリーズ。 まずは「かばん」をやめました。 次に「スマホ依存」をやめました。 今まで当たり前だと思ってやっていたことが、 実は当たり前ではなかった、と気づくのは楽しいことです。 さあ、次は何をやめようか。 なんと!…

悪夢のような現実─『夫のちんぽが入らない』を読んで

いま話題となっている本が、 『夫のちんぽが入らない』。 『君の膵臓を食べたい』以来のタイトルの破壊力。 表紙を見る限りはそんなタイトルの本だとは思わなかった。 タイトルに惹かれて軽い気持ちで読みはじめたら、 止まらなくなり、一気に読み切ってしま…

雑誌のバッグサイズについて思うこと

雑誌のバックサイズを「発明」したのは、 小学館の「domani」らしいです。 これが2012年の6月号。 バッグサイズDomaniできました!|Web Domani|小学館 それから、時は流れ、 最近は「オレンジページ」や「家庭画報」などの生活情報誌や 「まっぷる」「るる…

戦いに終わりはない。死ぬか戦いから降りない限りは─「東京タラレバ娘」を読んで

ドラマがもうすぐ始まるので、東京の街は、 「東京タラレバ娘」の広告ばかりだな。 早速発売になった「東京タラレバ娘」の7巻を読みました。 いや、ついにKEY君の秘密が明らかになり始めましたね。 一時はおさまるところにおさまったと思ったけど、 それじゃ…

なぜ難しい本はつまらないのか─「僕らが毎日やっている最強の読み方」

現代の「知の巨人」─佐藤優と池上彰。 池上氏は毎日のようにテレビでニュースをわかりやすく解説しているし、 一方の佐藤氏も毎週のように新刊が出るので、 池上さんから「週刊 佐藤優」と呼ばれています。 知の巨人たちはどうやってインプットをしているの…

中原中也の決死のユーモア感にしびれる

2017年1月のNHKの「100分de名著」は 詩人の中原中也です。 山口県出身の父の影響で高校時代から 中原中也の詩を愛読している私は、 軽く小躍りするぐらいうれしい。 しかもゲストの俳人の穂村弘さんも大ファンなので、 楽しみです。 今でこそ中原中也は「文…

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたい

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」をご存知でしょうか。 「日経WOMAN」1月号で毎年発表される、 その名の通りすごいことを成し遂げた女性を 選出して表彰するものです。 今年の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」大賞は、 映画「君の名は。」の企画スタートから関…

人生の生産性を上げて何が悪い? ─ 伊賀泰代「生産性」を読む

今読んでいる本が、伊賀泰代さんの「生産性」です。 ちきりんの「自分の時間を取り戻そう」の 隣に置いてあって気になっていた本です。 紙の本で購入。堅い本は紙じゃないとすぐ眠たくなる…。 クリスマスシーズンはサービス業の人たちにとって 最大の繁忙期…

野心家の女性が嫌われるのはなぜ?─はあちゅうと林真理子

いま、はあちゅうさんの「半径5メートルの野望」、 そして、林真理子さんの「野心のすすめ」を平行して読むという、 図らずも「年末野心化計画」を実施中です。 読んでいると「何かやらなきゃ!」とパワーをいただけます。 読めば読むほど、このお二人は、似…

「このミス」だけじゃない!年末に出る本のランキングをまとめました

12月になると各社が今年のベスト本を選出し、 年末の店内は一層にぎやかになります。 「このミス」が一番有名ですが、 実は他にもランキングがあるのをご存知でしょうか。 普段小説は読まない派なのですが、 各社ランキングの違いに興味があるので読み比べて…

2016年11月に読んだ本

11月に読んだ本を自分メモ用にまとめました。 まずはkindle版(価格は2016年11月のものです)。 合計20冊、13,658円!月の予算が1万円なので、かなりの予算オーバー。 キングダムを読み始めてしまったので来月も予算は越えるでしょう(汗)。 続いて紙の本。…

母を看取ること─服部みれいさん「あたらしい移住日記」を読んで

最近、紙の本を読むようになったのは、この本を買ってしまったからです。 紙質、色とか私ごのみ!(といいつつブックカバーをかけて読んでる) この本を読んで私も日記をつけるようになりました。 記録を残すのってすごい。おもしろすぎ。 私は作家さんの日…

何をやらずに済むかを考えよう─ちきりん「自分の時間を取り戻そう」

ちきりんさんの新刊が出ました。 なぜか最近、マンガ以外は紙で読みたい気分なので(割高ですが)紙の本で購入。 自分の時間を取り戻そう 作者: ちきりん 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2016/11/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見…

「あかるい物撮り」を読んでブログの写真をきれいに撮ろう!

最近売れている本でずっと気になっていた本、 「あかるい物撮り」を購入しました。 あかるい物撮り 作者: ゆかい 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社 発売日: 2016/09/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ちなみに物撮りと…

「A子さんの恋人」の名言を挙げてみたらスゴイことになった

コミックの担当になってから密かに、 売場で平積みでプッシュしているマンガが 近藤聡乃さんの「A子さんの恋人」なのである。 先日3巻が出まして、ますますおもしろくなってきている! なのでこのブログでも読者を増やそうキャンペーンです。 ◎「 A子さんの…

なぜ私はマガジンハウスの雑誌に心惹かれてしまうのか?─「マガジンハウス的」をつくる2つのこと

今月号のカーサブルータスの特集は 「居心地のいい本屋さん」。 「dマガジン」でもカーサブルータス読めるんですけど、 こういう特集のときは紙で持っておきたくなりますね。 さて、カーサブルータスの内容はさておき、 今日は「なぜ私はマガジンハウスの雑…

書店とamazonは共存できるのか─「編集会議」2016 Autumnを読んで

「編集会議」は新しいメディアやコンテンツについて書かれているので、 毎号興味深く読んでいます。 2016 Autumn号は「メディア戦略論」という特集で、 紙とwebのいろんな立場の視点から「良いコンテンツ」 とは何かについて考えられています。 私が中でもお…

うさぎ好きに読んでほしい!うさぎが主役のコミック

自分を動物に例えるなら、うさぎということもなく (一人が好きなのでオオカミかしら?)、 動物占いがうさぎということもないのですが(黒ヒョウでした)、 自分のマスコットキャラクターはずっと前からうさぎでした。 強いて言うなら小学校の劇でうさぎ役…

よしもとばななの小説は子宮に効く

突然なんですが、昨日流産手術をしまして、 3日は家で安静にしておかないといけないため、 kindleで本を読んだり、amazonプライムのビデオを観たりして それなりに謹慎生活を楽しんでいます。 しかし、寝るか、食うか、ゴロゴロするかなので、 夜が全く眠れ…